2011.02.16 00:32 さようなら、人類。展

さようなら、人類。展
朝倉 勇 東京コピーライターライターズクラブ『コピーの殿堂』入り記念
2011年 3月11日(金)〜3月18日(金)
主催:株式会社ドリームデザイン
協力:株式会社毎日新聞社、小林正昭(写真家)氏、キヤノン株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、ヤマハ株式会社、株式会社ライトパブリシテイ、東京コピーライターズクラブ、東京都恩賜上野動物園
会場:dream lab.
弊社顧問・朝倉勇が栄誉ある「コピーの殿堂入り」を果たしました。「広告表現において発信テーマの本質を伝え、時流に媚びない独特のコピー表現をしてきたこと、また長年にわたるTCC(東京コピーライターズクラブ)への貢献」が評価されたようです。
展覧会のタイトルにもなっています「さようなら、人類。」という広告は、出版の世界にいた私が広告世界に飛び込こむトリガーとなった一点です。40年前、毎日新聞紙上で発表されたこの広告は、ありとあらゆる生命体が地球で共生を目指す現代に於いても輝きを失うことがありません。いえ、むしろいっそう輝きを増すかのようです。また朝倉が多くの企業と関わり、その理念・商品と真摯に向き合って創りあげた作品たちを通して、みなさまと「広告の未来」「人類の未来」を考察する機会となることを祈念しております。
株式会社ドリームデザイン 代表取締役 石川淳哉
◎東京コピーライターズクラブとは
東京コピーライターズクラブ(TOKYO COPYWRITERS CLUB : 以下TCCと表記)は、東京を中心に日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーの団体です。毎年4月、前年度に実際に使用された広告の中から優秀作品を選出し、その制作者を「TCC賞」受賞者として発表。また新人賞受賞者を選んで会員に迎え、秋に受賞作品のほか優秀作品を掲載した「コピー年鑑」を発行。ことばを専門とする立場から、日本広告界のコミュニケーション技術の向上を牽引しています。
朝倉 勇 プロフィール
1931年生まれ、東京出身。1960年1月、米国海軍戸塚無線送信所技術者から、ライトパブリシテイに転職してコピーライター1年生に。1975年マグナ代表取締役副社長。1991年よりフリー。その間、ヤマハ、サッポロビール、キヤノンカメラ、ヤマト運輸など、数々の広告を手がける。2011年用の小学5年国語教科書に、『コピーライター』が教材として始めて本格的に取り上げられ、作品として1971年の毎日新聞創刊100年記念の公共福祉広告「さようなら、人類。」が掲載になった。著書:詩集『鳥の歌』(丸山豊記念現代詩賞受賞)、詩集『みてみたいみたい』(土井晩翠賞最終候補)、童話『ポールと小鳥』、詩集『散骨の場所』(三好達治賞最終候補)ほか。日本ペンクラブ会員、日本現代詩人会会員、ドリームデザイン顧問。NPO PLANT A TREE PLANT LOVE理事、一般財団法人知恵の継承研究所理事。
細谷 巌氏 プロフィール
ADC(アートディレクターズクラブ)会長。1935年神奈川県生まれ。1953年神奈川工業高校工芸図案科卒。同年、ライトパブリシテイ入社。現在、同社代表取締役会長。東京ADC会長。日本グラフィックデザイナー協会会員。毎日広告デザイン賞審査員。2001年の紫綬褒章をはじめ、日宣美展特選(1955、56年)、日宣美展会員賞、毎日産業デザイン賞准賞(1963年)、ADC会員最高賞(1971、78、84、88年)。原弘賞、朝日広告最高賞(1988年)。日本宣伝賞・山名賞(1990年)など多数を受賞。主な作品集・著書には『イメージの翼・細谷巖アートディレクション』『イメージの翼2・GAN HOSOYA ART DIRECTION』『細谷巖のデザインロード69』『LAST SHOW』『細谷巖(世界のグラフィックデザイン90)』がある。
藤原和博氏 プロフィール
リクルート在籍中に、年俸契約の客員社員「フェロー」制度を創出。第1号になる。その後、東京都初の民間人校長として杉並区立和田中学校の校長を就任、世の中について学習する体験型授業『よのなか科』、学習塾と連携した有料の課外授業「夜スペ」を創出。現在、大阪府教育委員会特別顧問、東京学芸大学客員教授、NPO子供地球基金顧問、文教政策の事業仕分け人、中教審特別部会委員などを務めている。日本の技術と職人芸の結晶であるブランドを超えた腕時計「japan」(左竜頭、文字盤漆塗り)を諏訪の時計師とファクトリーアウトレット方式でオリジナル開発。ネットを使えば個人新聞社や個人放送局だけでなく個人マニュファクチャラー(生産者)も可能になることを証明した。3児の父で3人の出産に立ち会い、うち末娘を自分でとり上げた貴重な経験を持つ。詳しくは「よのなかnet」に。
◎朝倉塾公開版を開催いたします。
1998年以来、ドリームデザインの社員向けに「不易流行(変わらざるもの、変わりゆくもの)」をテーマに毎月行われている朝倉塾の「一日塾生」を公開募集いたします。年齢・経験を問いません。ご参加ください。
*3月11日(金)19:00〜22:00
テーマ「さようなら、人類。」
1部/朝倉勇×細谷巌氏(対談)90分
2部/懇親会
*3月18日(金)19:00〜22:00
テーマ「こんにちは、人類。」
1部/朝倉勇×藤原和博氏(ワークショップ) 90分(休憩10分)
2部/懇親会
会場:株式会社ドリームデザイン dream lab.
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主催およびお問い合わせ
株式会社ドリームデザイン
106-0045 東京都港区麻布十番1-10-10 ジュールA 8F
TEL:03-5574-7201(dream lab マネージャー:神尾智栄)
FAX:03-5574-7202
【広告原文】
さようなら、人類。
Good bye,Human being.
「ゴリラは、やがて地上から消えます。」
「森の王者」であった私たちゴリラも、絶滅は恐らく、もう時間の問題でしょう。あなたがた人類がどんなに私たちを保護しようとしても、もう、遅すぎます。
あなた方の「文明」が、私たちの生活の場「森林」を、狭めてくるからです。「文明」は、長い間にわたって私たちを撃ち、生け捕りにし、剥製にしました。(ゴリラが、かつてあなたがたの生活を、一度でもおびやかしたことがあったでしょうか)
進化した哺乳類で、ゴリラほど平和を尊び品位を誇りとしてきたものはありません。集団間の親密さ、互いの思いやり、デリケートな心づかい。それらはゴリラの特性です。人類のように他の動物を食べたり、同族同士で殺し合うような野蛮なことは、考えたこともありません。それがゴリラの伝統でした。誇りでした。
この点で私たちは保守派でした。自然を尊び、平和を愛しすぎたのです。とどまることを知らない進歩派の人類に駆逐されるのも、仕方ないことかもしれません。「自然」は、科学文明の乱暴な挑戦には勝てません。もっと、もっとデリケートな、バランスを保った「生きもの」だからです。
「遠い昔は親戚でしたが・・・」
あなたがた人類の祖先と、私たち類人猿とは、地上で一番近しい間がらにあったのではなかったでしょうか。しかし、いま一方は増えて栄え、一方は減り、滅亡の寸前にあります。人間の弱小民族も、かつて似たような運命にあったことを、いま私たちは思い出します。これが運命なのでしょうか。歴史の必然というものなのでしょうか。地上の正義は、結局「力」なのでしょうか。
私たち(ゴリラ)の目を見て下さい。私とは実はあなたです。人類の反映なのです。ついに言葉を持たなかったゴリラの目から、私たちの心を読みとってください。
「人類よ、もっと聡明に」
「文明」を、あなたがたも考え直すときがきています。「文明」は必ず、あなたがた自身を追いつめる、容赦のない「敵」となるでしょう。たとえ月を往復する能力があっても、毎日の生活をもっとうるおいのある、心ゆたかなものにできないなら、それは果たして知恵でしょうか。
病院には病人があふれていますね。空でも、地上でも、海上でも、ひっきりなしに衝突事故がつづいていますね。考えが気に入らないといって、他国にまで兵を出し、人を殺し、森を焼きつくしていますね。
これはゴリラの嘆願でも泣き言でもありません。やがて地上から姿を消すものの、愛のメッセージです。優しい心をとり戻し、勝者らしく品位を保ち、立派に生きて下さい。
さようなら、人類。
制作=細谷巌 朝倉勇 小林正明
毎日新聞1971年9月24日
category:
- dream lab.
tags:
- exibition





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満員御礼。0221 Localization map
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