2014.05.28  恥ずかしい国・日本

 いま、アフリカのケニアで象が乱獲されています。10年後には絶滅の恐れがあると心配されているというのです。なぜなのか。
 理由は「象牙」。高価で売買される「象牙」欲しさに、銃を使った象の密猟が日常化しているというのです。密猟者はだれに象牙を売るのか。だれが買うのか。調べると、売り手はテロ組織、買手は中国と日本だという。

日本はテロ組織に現金を
 象牙の売買はワシントン条約で禁止されています。しかし闇ルートでの売買が行われており、闇の輸入国は中国と日本だという。中国と日本は、なぜ禁輸されている象牙を買うのか。両国は象牙を工芸品や印鑑に用いるのです。高価な商品になります。
 密売象牙価格は1キログラム150ドル、1頭の象の牙は約13.5キログラム。テロ組織が象牙を中国と日本に売って現金を手にし、組織活動の資金に当てている。という筋書きがわかってきました。

象牙を買う国がアフリカを壊している
 この現実を、日本と中国の象牙輸入関係者は知っているのでしょうか。象牙製品を買う市民は知っているでしょうか。ぼくは象牙製品をもちませんが、この現実はきょうまで知りませんでした。政府はどうか。
 国際的に禁止されている象牙を闇で手に入れ、商品化して利益を上げる市場原理主義の行為。それは、アフリカ象の絶滅を招くだけでなく、貧しい地域市民を貧しさ故に密猟に駆り立てています。なんという悲しい現実、なんと道徳に反する行為でしょう。

現地でこの悪と闘っている日本人女性獣医師
 滝田明日香さんです。5月26日(月)NHKテレビ「クローズアップ現代」で、この理不尽な行為の現実を訴えました。しかし、発言時間はほんの僅か。わざわざ日本にまできて現状を語るには、全く不十分な時間しかNHKは与えなかったのです。だれに、なにを、遠慮したのか。60分の特別番組に値する重要なテーマであるだけに、情けなくなりました。しかし、ただ一人で闘う滝田さんに声援だけは送ろうと思っています。

*滝田明日香さんのホームページ:獣の女医 in アフリカ google translate .

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2013.09.12  なんと美しい笑顔、佐藤真海さん

2020東京オリンピック・パラリンピック招致の
プレゼンテーションで、もっとも効果をあげたスピーチは
佐藤真海さんが笑顔と体験談だったでしょう。

真海さんはコミュニケーション力を2つ持っていたと思います。
ひとつは笑顔。明るく上品で、善意に満ち、
まるで赤ちゃんの笑みのように人の心を開いてしまった。
審査員たちの厳しい態度や疑心は消え、
見ているだけで、なにか幸せな気持になっていったと思います。
佐藤真海さんの笑顔はコミュニケーションの力そのものとなり
相手の心の扉を開き、好意・好感を抱かせたのです。
企業経営や広告でいう、ブランディングです。

もうひとつのコミュニケーション力は真海さんの体験談でしょう。
体験は事実、不動のもの。説得力を持つ。右足喪失のハンディキャップ、
気仙沼での3.11津波被災を克服した、ひとりの女性の実話。
彼女を支え、希望に導いたのは「スポーツ」だったという真実の声。
それさえも、澄んだ眼と、笑顔で語ったスピーチ。
聞く人びとの心を動かし、感銘を与えたに違いありません。
真実を語る言葉がもつ、コミュニケーションの力ではないでしょうか。

NHKのスタジオで語る佐藤真海さんを見ながら思いました。
確かな伝達(コミュニケーション)の仕事とは、技巧や戦術ではない。
主張でもない。まして懇願ではない。まごころの言葉の語りかけだと。

一方、安倍首相は、福島原発の汚染水対策は万全であると明言。
不安解消に効果をあげましたが海への流出対策は大丈夫なのでしょうか。
世界の国々に対し、福島と日本人に対して責任が持てるのか心配です。

どうか、佐藤真海さんの笑顔のように清々しく、健全な大会に。
日本信頼が得られる東京大会になってほしいと願っています。
 (2013.09.12  A-46)

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2013.09.03  真の国益を考えて、東京オリンピックは辞退を 

 いま、2020年の東京オリンピック大会招致で、
東京都はもちろん政府も国会も市民も盛り上がっています。

 一方、東京電力福島第一原発の放射能漏れ汚染水はとめられず、
海に流れ出ています。東電原発事故はついに地球汚染の段階となり、
アメリカもヨーロッパ諸国もこの危険な状況を重視し、
日本の対策の遅れは批判の対象になってきました。
日本への信頼は揺らいでいます。

 一刻を争う放射能汚染水対策を審議すべき国会は、
オリンピック総会で開催地が決まる9月7日までの間、審議をしない
決定をしました。原発のマイナス情報が五輪招致にひびくというのです。
なんという身勝手、怠惰、無責任でしょう。

 福島原発事故の確かな処理こそ国際社会に対する責務であり、
日本がとるべき最優先課題であろうと私は思います。
これは人間としての、また国家としての倫理の問題です。
地球と国際社会に対する義務でしょう。

 日本は、これまで平和と経済発展で注目されてきました。
しかしいま、原発事故の対処が出来ない国として
評価を失いつつあります。
世界諸国から信頼と尊敬を得るには、東京五輪よりも原発事故の
完全収束の実行と、その表明ではないでしょうか。

原発事故の対処成功は国際社会に信頼・尊敬という価値を生むでしょう。
五輪がもたらす経済効果以上に価値があるでしょう。
 目先のお祭りより真の国益と国の未来を考えましょう。
スポーツよりも国際モラルを優先する日本を示す好機であると思います。
勇気をもって東京五輪大会招致を辞退することが、日本という国の
ブランディングとなり、真の国益になると思います。
 (2013.09.03 A-45)

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