2012年8月のアーカイブ

2012.08.16  「終戦の日」ではなく、「敗戦の日」だとおもうのです。

きのう8月15日は、NHKテレビ・ラジオでも、
新聞でも「終戦の日」という言葉が目立ちました。

でも、「敗戦の日」というのがほんとうではないか、
とぼくは思うのです。
1945年8月6日は広島市民が、9日は長崎市民が
歴史上初めての原爆投下によって大量に殺されました。
これはアウシュビッツを超える大虐殺に思えます。
(それを人道的な観点から問う声はあまり聞えません)

あの、あまりにも悲惨な地獄のあとで、日本は
「無条件降伏」し、やっと戦争が終わりました。
完膚なきまでの敗け戦、ボロ切れのような敗戦です。
「終戦の日」という穏やかな終わり方ではなかった。
その事実を思い、悲劇を噛みしめて310万人の戦没者、
また殺害してきた相手国の死者、被害者たちすべての
霊を祀る日、それが8月15日なのだと思うのです。

これが歴史の事実。こうした本質を、日本人は
避けて通ろう、ごまかそうとする傾向があるようです。
今に至る戦後の政治も行政も、社会も
事実を事実として認めたがらない傾向を感じます。
あすの日本を考えるとき、いちばん大切なのは
ものごとの「本質」を考えることではないでしょうか。
(2012.08.16A-37)

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