2012年9月のアーカイブ

2012.09.24  日馬富士と、祖先と父

大相撲秋場所の千秋楽。
横綱白鵬に勝って全勝優勝した日馬富士は、
全身に汗を光らせながら、優勝インタービューで
マイクを差し出されると、こう言ったのです。

「まず、祖先と、私をこのように産み
育ててくれた両親に感謝します。」

この礼儀を聞いたとき、胸が熱くなりました。
彼は「祖先代々」と共に生きていたのです。
折しも秋の彼岸。祖先は日馬富士の感謝の言葉を
あの世で、どのように聞いたことでしょう。

今朝24日の新聞には、こんな話も伝えられ、
この力士の「生き方」に感銘を覚えました。
「優勝するより、出世するより、
正しい生き方を父は喜ぶと思う。」

そして、モンゴール相撲で関脇だった亡き父に、
真っ先に報告したいと語っています。

父と息子。今どき、「正しい生き方」を息子に教え
その教えを生きようとしていた日馬富士。
相撲界に無知のぼくでしたが、こういう美しい話を
聞くと、「国技」の価値を見直したくなります。
日本人力士にはこのように真っ直ぐの志があるだろうか。
無いから、弱い。のでは、などとも思ってしまいました。
(2012.09.24 A-38)

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