2013.09.03  真の国益を考えて、東京オリンピックは辞退を 

 いま、2020年の東京オリンピック大会招致で、
東京都はもちろん政府も国会も市民も盛り上がっています。

 一方、東京電力福島第一原発の放射能漏れ汚染水はとめられず、
海に流れ出ています。東電原発事故はついに地球汚染の段階となり、
アメリカもヨーロッパ諸国もこの危険な状況を重視し、
日本の対策の遅れは批判の対象になってきました。
日本への信頼は揺らいでいます。

 一刻を争う放射能汚染水対策を審議すべき国会は、
オリンピック総会で開催地が決まる9月7日までの間、審議をしない
決定をしました。原発のマイナス情報が五輪招致にひびくというのです。
なんという身勝手、怠惰、無責任でしょう。

 福島原発事故の確かな処理こそ国際社会に対する責務であり、
日本がとるべき最優先課題であろうと私は思います。
これは人間としての、また国家としての倫理の問題です。
地球と国際社会に対する義務でしょう。

 日本は、これまで平和と経済発展で注目されてきました。
しかしいま、原発事故の対処が出来ない国として
評価を失いつつあります。
世界諸国から信頼と尊敬を得るには、東京五輪よりも原発事故の
完全収束の実行と、その表明ではないでしょうか。

原発事故の対処成功は国際社会に信頼・尊敬という価値を生むでしょう。
五輪がもたらす経済効果以上に価値があるでしょう。
 目先のお祭りより真の国益と国の未来を考えましょう。
スポーツよりも国際モラルを優先する日本を示す好機であると思います。
勇気をもって東京五輪大会招致を辞退することが、日本という国の
ブランディングとなり、真の国益になると思います。
 (2013.09.03 A-45)

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