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2012.09.26 08:58

リハーサルじゃない人生

This is your life,not a dress rehearsal.

「これはあなたの人生だ。けっしてリハーサルなんかじゃないんだよ」

このコトバを書籍の帯かなんかで見つけたとき、なんてかっこいいコトバなんだって思った。この一文の中にすべてが顕わされているかのように感じた。チベット宗教の曼荼羅が宇宙の在り方を示しているのだとすると、この文章はその宇宙の中で生きる人間一人一人の生き方そのものを示しているのかもと、感じた。以来、ずっと大切に思ってきたし、大学の講義でもまず最初にみんなでこのことを徹底的に考えることからはじめた。何より、自身、二歳から喘息を患い、小さい頃から「死と背中合わせ」だったこともあり、いつもいつも「死にたくないよ、まだ」って思っていた。だから僕は自分の人生を「今、本番を生きているか?」って自問自答をしながら生きて来たつもりだった。そう、つもりだったのです。

医師のラストメッセージ

松村 光芳ドクターの講演会。浸潤型の脳腫瘍に罹ってしまった医師のラストメッセージを聴く機会がありました。出会いや経緯や奇妙なほどのつながりの深さを書きたいのは山々なのですが、またいずれ書かせてもらう機会があると思うので次回に譲ります。そして、講演会の様子は「人生から余分なものをそぎ落としていった先にあるもの 〜松村光芳講演会」さとなお「人生の全ての出来事が「ご縁」で繋がっている」野田祐機にもう本当に心を込めて二人が書いているのでサボらせてください(笑)

何を言いたいのかというと、そう「これはあなたの人生だ。けっしてリハーサルなんかじゃないんだよ」と僕は聴いてしまったのです。そして、僕は自分がまだまだ「つもり」だったってことを自覚した。世界中を渡り歩いた優秀極まりない外科医だからこその死を受け入れ、覚悟した松村 光芳ドクターの話は、ひと言で言うと「澄み切って」いた。きっと大泣きするんだろうなあって思って出かけたのだけれど、泣かなかった。むしろ前を向いた。勇気をもらった。きっと、松村 光芳ドクターは、そういうふうに意図したのだと思います。

今のボクはあんなにすっきりと自分の人生を受け入れる事はできてなんかいない。逡巡し、迷い、トライ&エラーの連続だ。人のせいにしない、時代のせいにしない。と宣言しているけれど、ここのところの世界情勢や日本の政治動向のキナ臭さからか、どうも心穏やかじゃなかったのです。今一度ふかくふかく「リハーサルじゃない人生」に潜る事が出来ました。この講演会に参加して本当に本当によかった。感謝です。

「日本は必ず復活する」

松村 光芳ドクターのいくつもの忘れられないメッセージのうち、僕に一番深く刺さったのは「日本は必ず復活する」このメッセージでした。ともすると課題先進国日本の山積した課題に押しつぶされそうになったり日和ったりしたくなるけれど、極限まで削ぎ落として考えると「信じる気持ち」これに尽きますね。

僕も信じて行動していきます。ずっと、ずっと。

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