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2014.04.10 08:15

アインシュタインは証明に14年を費やした。

昨日、小保方晴子さんが涙の釈明記者会見を開いた。「200回以上、STAP細胞をつくった。STAP細胞は、在る。」と明言。そもそも彼女がおばあちゃんの割烹着で現れた時、もしかしたらPR会社によって少し演出が加えられてるんじゃないか?と初見で感じたのは、僕だけなんだろうか?理研が是が非でもとりにいきたかった1000億の補助金を獲得するための、プロモーションでは?と思うのは下種の勘繰りかもしれないが、舞台裏での喧噪が聴こえてきそうだ。まあ、しかししばらく続きそうなこの騒ぎとは別に、ヒストリーチャンネルで『アインシュタインと皆既日蝕』という番組で、こんな事実を知ったのでご紹介。

アルベルト・アインシュタインは1905年に一般相対性理論と特殊相対性理論を発表した。特殊相対性理論は、なんとか受け入れてもらえたものの、一般相対性理論には、証明が必要だったらしい。世間や学識者たちはそれを求めた。それまでというもの、アインシュタインは嘲笑され、まともな職にすら就くことができなかった。そして6年後の1911年、アインシュタインはついに自分の説を証明する方法を思いつくと、世界中の天文学者に手紙を出した。〜皆既日蝕での空間の歪みを証明できれば、いかなる環境下でも証明できたとして一般性を加味できる。だから世紀の発見を手伝って欲しい〜そういう内容の手紙だ。ベテランやひよっこまで多くの天文学者がこの世紀の発見プロジェクトに参加した。1914年の皆既日食は、特別な天体望遠鏡を組み立てて臨んだものの、第一次世界大戦と悪天候に阻まれた。1919年5月29日の皆既日食で、なんと発表から実に14年の歳月を経て、それはやっとのことで証明されることとなったのだという。

まあ、アインシュタインの場合は、時代が時代だったからこんなにも時間が掛かったのかもしれないけれど、世界中は、科学者のみならず一般大衆までもが、アインシュタインの世紀の発見が証明されるかどうか上を下への大騒ぎだったらしい。今では、電子顕微鏡、動画録画システム、京(スーパーコンピュータ)や、TEDやキックスターターのプレゼンムービー等ありとあらゆるものがあるよなあ、一科学者が、世界同時生中継だって出来る時代だ、証明の仕方はいろいろあったんじゃないかなあ、と思う。

そもそも科学とはインスピレーションを実証可能にすることをいうのだという。その文脈からは、今起きているこのSTAP細胞ラプソディ、少し外れているのだと思う。夢をもって存在を信じるのもいいが、エネルギーを他の社会課題の解決に注ぎたい。

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