2011.06.22  経済産業大臣は、国民を無視している


6月18日、海江田経産大臣は現在停止中の原発の「安全宣言」を発表。国際原子力機関(IAEA)の会議では、「日本は原子力政策を継続する」と発言(NHKニュース)。いったいどんな根拠があって、こういう断言ができるだろう? 国民は、ぼくたちはまだ原発の安全を認めてなんかいないと思うし、原子力政策の続行なども賛成した覚えはありません。

でも、社会の現実が素早く反応しています。注目です。
① 大阪府:橋下知事は関西電力八木社長との会談で、「新規原発の建設中止や老朽化原発の操業延長停止を改めて主張」(朝日新聞6月22日)。
② 福井県:13基と全国で一番多くの原発をもつ福井県ですが「安全上の疑問が解決されていない」として再稼働の説得に応じなかった。
③ 滋賀県:福井県に隣接する滋賀県の嘉田由紀子知事は「浜岡原発以外は安全だと言われても、(福井県)若狭の人が信じられないのと同じで信じられない」と発言。原発の廃止を改めて主張した。
嘉田知事は、元官房長官の武村正義氏が講演で語った言葉を引用し、代替エネルギーの活用で『原発に頼らず、卒業しよう』と『卒原発』を訴えた(朝日新聞6月22日)。
④ ほかに、山形県の吉村美栄子知事も脱原発を発表している。
⑤ また、九州の原発予定地で建設準備が始まっている自治体の長は、原発に頼らない方法も検討範囲に入れたいという主旨の発言をして注目されている。

これが現在の地方自治体の意向であるのに、海江田大臣は国民・住民の意向を無視して、一方的に原発継続を内外で公表してしまいました。無責任のそしりを免れません。なぜ政治家たちは、利権に縛られ業界代弁者的な発言に走るのか。愚かな政治の被害者は、いつも国民市民なのです。

かつて昭和時代も、国民はなにも知らされないまま軍部と政治によってアメリカ軍に追いつめられた上に、2回も原爆を受けて悲惨な大敗戦に追い込まれました。終戦ではなく、敗戦。ぼくたちはよほどしっかり意識していないと、とんでもない被害者に追い込まれかねません。

福島原発の現状は、情けないほど改善が進んでいません。
水素爆発で破壊された建屋。原子炉はメルトダウン。冷やせないままの使用済み核燃料。毎日排出される汚染排水。アメリカ製とフランス製の新鋭放射能除去装置も機能せず。溜まる一方の汚染水。出続ける放射線・・・。
一体、収束の可能性はあるのか? とあきれながら国民は見守っています。避難させられた人たちはいつ住み慣れた家に帰ることが出来るのか。いま、東電と原子力保安院に対して、信用できるなにものもないのです。

滋賀県知事の言葉「原発を卒業しよう」は、日本の新しい「合い言葉」に思えます。常識であり良識でしょう。原発はすでに「禍根をもたらす過去の文明」であることが証明されました。明るい希望が無いのですから。
原発に代わる安全・クリーンな再生可能発電の案が出そろってきました。日本は知恵と技術の総力をあげて、それらを実現普及し安全安価な電気を創り出す。そうありたいものです。送電と発電も分け、地域のなかで自足できる電気の民主化を夢みます。(A)

1件のコメント

  1. 悪事万里を走る

    2011.7.6の衆議院予算委員会で
    管総理は
    経産省議員と知事と町長の三者合意で原発稼働できる
    従来の旧法体制は間違いで是正する必要が有ると名言しましたが
    海江田議員は
    独断で玄海原発の古川知事や町長へ”安全宣言 何かあったら国が保証するので再開するように”と指示を行った
    国会で追及されこの安全宣言は 管総理は知らなかったことが判明した 
    海江田氏は独断で
    旧法律を利用し強行再稼働の既成事実をまず玄海原発で行いたかったのだ
    あれだけの福島事故で放射能で汚染し国民が苦しんでいることは
    棚に上げ 総理無視で勝手に行動を行う姿勢は
    己の利権のみで総理や国民無視の行為である
    玄海事故が一旦起これば西日本の産業は壊滅し恐慌の引き金となると思います
    こんな自分勝手な海江田議員は絶対に都民は忘れてはいけないし
    日本の国会議員として失格だ,
    今後東京都民が再選は行わない事が国民の為です

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